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サッカーをこよなく愛する人、特にレアルマドリードを愛する人を笑顔にさせることを目的に書いているブログです(^^)レアルマドリードの試合を中心に、個人的な意見や独自の角度からの分析をしていきたいと思っております。今年は、ワールドカップイヤーということで、老若男女問わず色々な方とワールドカップで盛り上がることができればと思っております!!どうぞ宜しくお願いします。

『ティキタカ復活!覇権奪還!スペイン代表』~鍵を握るのは、ロペテギ監督の[4-1-4-1]~

2016年EUROのイタリア戦に負けた後
「今のチームはワールドカップやEUROを優勝した頃のレベルにはない」とピケ(バルセロナ)は述べた。


16年の7月、8年という長期政権である
デルボスケ政権が終わりを告げます。



デルボスケ監督は
2010年アフリカW杯優勝、続く2012年の
EURO優勝
と輝かしい成績を残しました。




しかし、各国からスペイン代表の戦術を
研究され、それゆえにオプションとしての『プランB』である[4-2-3-1]や[4-4-2]も上手く
ハマりませんでした。


むしろ度重なるプラン変更により
本来の武器である『ティキタカ』による
ショートパスでの繋ぎのクオリティの
低下を招きます。



スペインのアイデンティティーが失われ
王者復権のために、2016年7月に、
就任したのが、ロペテギ監督です。



ロペテギ監督は、U-21のスペイン代表監督
として、2013年に同代表を欧州選手権で優勝に導いた実績を持つ人物であります。


ロペテギ監督は、前監督時に問題であった

・ティキタカの復活
・世代交代
・組織的かつアジレッシブさ

の改善を求められました。


ロペテギ監督に変わってからは
12勝4分と負けなしで、スペイン代表の再建を
見事に成し遂げました。




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フォーメーション・プレースタイル

『私の考えではサッカーではもうシステムはさほど重要ではなくなった。実際に決定的な要因は、プレースタイルと決断力である』とロペテギが述べている。



状況がスピーディーに変わっていく
現代サッカーでは、フォーメーションは
あってないようなものです。


この発想は現在マンチェスター・シティ
率いているグアルディオラ監督と
同じことを言っています。



また、あえて表記するなら
基本的なフォーメーションは
[4-1-4-1]です。


役割を明確化した上で表現するなら
[4-3-3]です。




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次に前監督時代の課題であった3つの問題
をどのように克服し、プレースタイルを確立したのか
について説明します。



①ティキタカの復活


ロペテギ監督がまず着手したのは
中盤を3人から4人に変更しました。

中盤には足元のテクニックのあり
パスの精度の高い選手を並べました。


左からレアルマドリードでブレイク中の
イスコ、スペイン代表の心臓で
あるイニエスタグアルディオラのお気に入りであるチアゴ・アルカンタラ、代表118キャップのダビド・シルバを並べます。


フリーマンとして様々なところに顔を出し
フィニッシュに絡む2列目からの飛び出しを
イスコダビド・シルバが行い

後ろから全体的なポゼッションの安定を
させるのをイニエスタチアゴ・アルカンタラ
行います。


この役割は基本的な役割であり
実際には、中盤の4人がポジションを
頻繁に変えながら、また1トップが中盤に降りてきたら、中盤の選手が前線に上がるなどマークをずらしたり、スペースを作ったりして相手の守備組織を
崩壊させます。


この点で言えば、ロペテギ監督は中盤には
決まりごとをあまり課しておらず

センターラインを越えたら選手の
アイディアに任せるグアルディオラ監督の
考え方に似ています。


また、ポゼッションの目的をWGと相手の
DFとの一対一とし、サイドを攻撃エリアに
したデルボスケ監督とは異なり、

ロペテギ監督は中央の支配による
ポゼッションサッカーをコンセプトに
しているゆえに、この中盤4人の
フリーポジションが生まれたのでしょう。


そして、結果的にこの攻撃システムにより
ダビド・シルバ16試合11得点
チームトップの得点数を誇り、このシステムの
恩恵を受けております。



チームの1試合当たりの平均得点数も
3.6点なので、シルバのみならず
チームとしての攻撃の迫力が増したとも
言えます。




②若手の起用


セルヒオ・ブスケツダビド・シルバ
セルヒオ・ラモス、ジエラール・ピケ

などの10年W杯メンバーや12年のEURO優勝メンバーの出場機会が多いのは当然だか、最近は
デ・ヘアやコケ、チアゴ・アルカンタラ
カルバハル、イスコなどの13年のU-21優勝世代が
A代表に定着してきています。



③組織的かつアグレッシブさ


ロペテギ監督は、中盤の選手を選手の
アイディアでを自由にプレーさせる一方で
中盤以外の選手にはある程度の規律を
科しています。


攻撃では、[4-1-4-1]のアンカーの選手は
前線に上がらずに、中央のDFの前の
スペースでサポート役に徹しています。


また、SBの選手は片方だけが攻撃参加を
して、残りの一人は、CBとアンカーの
選手と連携して、カウンター対策を行います。



守備では、日本代表と同じく
『プレス』の徹底をしています。


CFやMFも関係なく
ネガティブトラディション(攻→守)に
変われば、ボールに最も近い選手が
ファーストディフェンダーとなりプレスを
かけて、その間に人数をかけて
ボールホルダーを取り囲みます。


「複数で同日に一人の選手に行ってはいけない」
という、原則を気にせずプレスをかけるのは
攻撃の際にショートパスが基本で
選手の距離感が近いため、攻守が入れ替わると
すぐに複数でプレスに行け、ボールを奪い返し、
ショートカウンターをするためです。

 

相手のバックパスまでプレスを
かける
という徹底ぶりは、
デルボスケ時代には考えられなかったことです。


また、プレスの際には中央のスペース
走行距離が重要視されています。


中央で支配し、中央で即時回収を守備の
コンセプトとしているロペテギは
すぐにボールを奪えなかった際にも
中央のスペースをコンパクトに守ることを
命じています。


守備戦術という意味では、通常時は
独特な守備のシステムを取ります。



プレスのもうひとつのポイントである
走行距離の観点で言えば中盤シャドーの
イスコとダビド・シルバーが毎回中央に
絞り、再度元のポジションに戻る守備では
疲労度が高いです。


なので、前に出るプレスには
基本的には、インサイドハーフである
イニエスタチアゴ・アルカンタラが行い
インサイドハーフの開けたスペースを
シャドーの選手がカバーし、また
"2次プレス"を行うこともあります。




この独特な守備は
縦にボールを入れさせないという
大前提の中で行われており、実際に
この特殊な守備システムでは、一試合の
平均失点数が0.3点と素晴らしい
結果を残しています。




ここまで説明してきたように
攻守ともに再建に成功したスペイン代表は
今年6月に迫ったロシアワールドカップで
優勝候補の一国として期待されています。



ブラジルは前回大会で母国開催にも
関わらず、優勝を逃したリベンジ

ドイツは、同国初の2連覇。

スペインは2大会ぶりの王座奪還。


優勝候補の筆頭である3国の色々な思惑が
交錯するなか、スペインは司令官である
ロペテギの無敵艦隊で並みいる強豪を
粉砕できるのか。


今日も読んで頂きありがとうございます。

このブログが皆様のお役に立てれば
幸いです。

ではまた!