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サッカーをこよなく愛する人、特にレアルマドリードを愛する人を笑顔にさせることを目的に書いているブログです(^^)レアルマドリードの試合を中心に、個人的な意見や独自の角度からの分析をしていきたいと思っております。今年は、ワールドカップイヤーということで、老若男女問わず色々な方とワールドカップで盛り上がることができればと思っております!!どうぞ宜しくお願いします。

『ビルドアップは攻撃の出発点』~リーガ28節/エイバルvsレアルマドリード~

3月10日(土)の日本時間21時から
リーガエスパニョーラ第28節、
エイバルvsレアルマドリードの一戦が
行われました。

チャンピオンズリーグ
パリ・サンジェルマンを破り、いい流れで
迎えるこの一戦。


エイバルの運動量豊富な選手達による
超攻撃的プレスにレアルマドリード
どう立ち向かうのか
に注目です。




フォーメーション

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エイバルはこの試合でも
乾貴士選手がスタメンです。


フォーメーションは[4-3-3]でした。


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一方のレアルマドリード
チャンピオンズリーグで温存した
クロースモドリッチをスタメンで
起用しました。


中盤ダイヤモンド型でイスコを
トップ下に置きます。


前線はベンゼマではなくベイルを
ロナウドと共に並べた布陣で望みます。


レアルマドリード[4-4-2]です。





ビルドアップの形と連動したフォーメーションの変化

この試合では、前半エイバルの
高い位置からのプレスにより
ビルドアップが
上手くいかず、ロングボールを蹴らされたり
コースを限定されて、ボールを取られたり
するシーンが何度もありました。



前半30分でのボール支配率も
エイバルが54%、レアルマドリード
46%という数字が残っており、
エイバルに主導権を握られていたことが
数字でもわかります。




しかし、それは前半21分までの数字で
あります。



21分にで試合が止まったときに
ジダン監督は、クロースとロナウドを呼び
指示を出していました。



その2人に注目して試合の展開を観てみると
ある変化が見つかったのです。


その変化とは2つあります。



1つは、
CBの間に降りてくる選手が変化したこと


もうひとつは
フォーメーション自体が変化したこと



2つと理解しやすいよう表現しましたが
実際には、CBの間に降りてくる選手が
変化したことで、フォーメーションも
変化したとも言えるのです。



それまで、ビルドアップの際に
サリーダ・ラボルピアーナの動きを
していたのはカゼミロだけでした。


サリーダ・ラボルピアーナとは
簡単に言うとCBの間に中盤の選手が
降りてくることです。



エイバル側もCBからカゼミロに
ボールに渡った瞬間や降りてきた瞬間に
パスコースを潰したりプレスにかけたり
しています。



実際に、前半4分のシーンでは
カゼミロにボールが入ったところ(①)で
プレッシャーをかけて、パスコースを
限定します。



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結局セルヒオ・ラモスに戻しましたが(②)、
セルヒオ・ラモスも出しどころがなく
パスミスをしたところ(③)を狙われて
ショートカウンターをされました。


しかし21分になると変化が埋れます。



まずサリーダ・ラボルピアーナの動きを
クロースもするようになります。


そうするとピタリとジダンの采配が
当たったかのように、エイバルのハイプレス
を剥がすことができました。


これはエイバルの守備のスイッチが
カゼミロだったことを意味するのです。


エイバルの守備は第一スイッチが
CBかGKがボールを持ったときで
あります。


第二スイッチがビルドアップのために
降りてきたカゼミロです。


これにより、前半4分のシーンや
前半31分のカゼミロにボールが入った際に
ボールを奪うことができて、
ショートカウンターでチャンスを作ることが
できました。




さてクロースがビルドアップに
参加したことで何が変わったのか?


ビルドアップに数的優位を作ることができ
尚且つエイバルの守備陣を撹乱するという
メリットを作ることができたのです。


エイバルの前線は3トップであり
それに対してレアルの最終ラインは
両SBが高いポジションを取るため、
実質2人なのです。


カゼミロが降りてきても3人で
数的同数ですが、カゼミロはエイバルの
守備のスイッチであるため、当然後方からのマークも厳しいです。


そこでクロースが
サリーダ・ラボルピアーナの動きをすると
単純に数的優位が作れ、パスコースを
増やすことができ安定したビルドアップが
行えます。



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五分五分のボールが多くクロースが
ビルドアップに参加する動き事態は
少なかったですが、前半の途中から
ボールが落ち着いた訳には、このような
戦術変更があるのです。


そして前半終了間際(41~45分)には
イスコも中盤に降りてきます。

これはカゼミロとの縦の
ポジションチェンジによるもので
エイバルの守備の守備を撹乱する狙いと
得点を取り、後半に向けてセーフティーに
前半を締める
という明確な狙いも
あったのです。



クロースへの指示による個人戦術の変更は
理解できましたが、なぜジダンロナウド
まで呼んだのでしょうか?



それはクロースの役割の変更には
フォーメーションの変更をも
伴っていたからです。



試合が始まった時点では冒頭で
説明した通り、中盤ダイヤモンド型の
[4-4-2]でした。


しかし、ビルドアップが安定しないことで
クロースが左インテリオールの位置から
カゼミロが最終ライン付近まで
降りてきます。


それにより左の空いた位置に、
ベイルを一列下げてトップ下のイスコを
一列上げて2インテリオール、2シャドーの
[4-4-2]
に変更します。




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2シャドーのベイルはエイバルのカパの裏
スペースを狙い、モドリッチサイド
ボールを回しつつ、中央にカットインして
ドリブル突破
を明確な狙い
としていました。



2トップは中央でのプレー
徹していました。


2インテリオールは前述の通りです。


試合を見ていると[4-4-2]からベイルが
ドリブルでアタッキングサードに侵入して
[4-3-3]のような形
になったりも
していたので、クロースがビルドアップに
参加するか
によって使い分けていたのだと
私は思います。




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守備でもエイバルにサイドを上手く
使われていたので、2シャドーが下がって
中盤をフラットにすることで、相手の
サイド攻撃を封じる効果もありました。




ロナウドの2得点の裏に潜むレアルマドリードの守備の組織力の高さ


この試合、ロナウドの2得点
1-2レアルマドリードが勝つことが
できました。


ロナウドの高いサッカーIQゆえに
奪えた2得点でもありましたが、
実は2得点ともレアルマドリード
守備の狙いがハマり、ショートカウンター
得点に結びつけたものなのです。




今回は
先制点を奪った前半33分の得点シーン
フォーカスして、分析したいと思います。



まずエイバルのCBのアルビージャ
持ち上がったビルドアップのシーンから
解説します。



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この時のボールサイドでは
ミドルサードで前線の乾をカルバハル
キケ・ガルシアをカゼミロがマークし
中盤に降りてきたダニ・ガルシアにも
イスコ
がマークをしていました。


クラシコパリ・サンジェルマン戦で使った
オールコートマンツーマン気味
ディフェンスをここでも使います。


図を見て頂ければわかる通り
左SBのアンヘルだけがフリーの状況
でした。


このシーンでは
アンヘルをフリーにさせたのは完全な罠
仮にボールを出したとしても前線に
パスコースがないため、
戻すしかありません。


またアンヘルにボールが出た場合
モドリッチアンヘルにプレスをかけて
パスコースを限定して、ボールを
戻したところをイスコがアルビージャに
プレッシャーをかけてボールを奪うという
狙い
もあったのだと思います。



アルビージャは、レアル側の守備の意図を
汲み取ったのかはわかりませんが、
出しどころがなく乾に向けて無理に 
パスを出します。


広い視野を持つモドリッチ
パスカットをして、右SBのカパの裏の
スペースをロナウドが使って、そこに
モドリッチもパスを出します。



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結局はこの二人のポテンシャルで
奪った得点だと見られがちですが、
実際には連動した守備を起点に奪った
得点でもあるのです。





次節の29節は、ホームで7位のジローナとの
一戦であります。

その前の3月16日(金)にも
チャンピオンズの抽選会
があり
準々決勝の相手が決まります。


まだ不確定な部分もありますが
どこと当たっても面白い試合になることは
間違いないです。


個人的には、
マンチェスター・シティーvsバルセロナ
試合が観てみたいです。


その2チームと当たりたくないという考えと
究極のポゼッションサッカー対決が
見れるという興味が根底にあるんですけどね(笑)


また、3月16日(金)には
日本代表のヨーロッパ遠征の試合が3/23(金)に行われるため、慣習通りに
いけば、メンバー発表の日でもあります。

本田、香川、岡崎のビック3
選ばれるかにも注目です。



今日も読んで頂き、ありがとうございます。

このブログが皆様のお役に立てれば、幸いです。

ではまた!