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『運に見放された国』 南米のスター軍団"セレシオン"~W杯勝ち抜けの カギは『チーム・メッシ』からの脱却~ 後編

今回は前回の続きです。

アルゼンチン代表紹介の後編です。

本日はアルゼンチン代表がどのような戦術を
駆使して、サッカーをしているのかについて
書いていきたいと思います。

前回の前編を見てない方は
こちらからお願いします↓

『運に見放された国』 南米のスター軍団"セレシオン"~W杯勝ち抜けの カギは『チーム・メッシ』からの脱却~前編 - マドリディスタのマドリディスタによるマドリディスタのためのブログ⚽


フォーメーション

基本的には中盤ダイヤモンド型の
[3-4-3]を使います。



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豊富なアタッカーを活かすために
前線に攻撃的なFWを多く配置した
フォーメーションです。



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[4-2-3-1]という従来のフォーメーション上の
オプションもあり、状況によって3バック、
4バックを使い分ける
のがアルゼンチン代表
の特徴です。



攻守の戦術

<攻撃>

攻撃の基本的はポゼッションスタイルです。

ボールを持ち続け、ボール支配率を上げて
相手が攻撃する時間を極力減らすのが
目的です。

まずビルドアップは
最終ラインから丁寧に組み立てます。

オタメンディマスチェラーノメルカド
という経験豊富なDFがビルドアップを
落ち着かせます。


中盤までボールが回れば前線の4人に
ボールを渡し、前線の4人の
コンビネーションで相手を崩して得点を
奪います。

前線ではサイド・中央の両方で
攻撃を作り出すことができます。


サイドアタッカーディ・マリアサルビオ
を置いていることからサイドからの攻撃が
メインと思われがちですがサイドの両選手
はカットインから中央でのプレーも得意
としているのでサイドで崩して中央でも勝負
ということもできます。


またアルゼンチンの戦術を語る上で
重要なのがメッシの役割です。

基本的にはメッシは、中央はプレッシャーが
高いので前線の右の位置でプレーし
サルビオ、アグエロと3人で崩す動き
していますがもう一つのタスクとして
どこにでも顔を出す(相手のDFと中盤の
2ライン間が多いが)フリーマンとして
ボールを受け、相手の守備網を崩壊させたり、
局面で行き詰まった際の数的優位を作り出す
仕事もします。


<守備>

守備ではゾーンディフェンス
基本としています。

守備のシーンでは
メッシが一列前に出てアグエロと並ぶ形で
[3-5-2]に変わり、2人で相手の最終ライン
に対して前線からプレスを掛けます。



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左右に張ったWGは守備の際は前線から
最終ラインまでの広いエリアを上下動
擁するため
豊富な運動量が求められます。


中盤の3枚と最終ラインの3人は
ボールサイドに寄ってスペースを消しながら、
相手の攻撃に対応します。



また味方の出ていったスペースを埋める
組織的な連動した守備というよりは
マンツーマン・ディフェンスに近い守備をとっております。


攻撃から守備へのトランジションの際には
ポゼッションスタイルを志向しているため
徹底してゲーゲンプレスをして、ボールを
即時回収、ショートカウンターに繋げるのが
決まり事です。



アルゼンチン代表の問題点

ディバラ問題

アルゼンチン代表には二人の天才がいます。

一人は言わずもがなメッシであり
もう一人はディバラであります。


Embed from Getty Images


ユベントスのエースナンバー10番を背負い
今シーズンは33試合出場して、22得点
取り、得点ランキングでも3位と
ユベントスセリエA・7連覇に貢献を
しました。


ディバラは一言で表すと
『リトルメッシ』です。


メッシと同様に相手の守備の綻びを見つけ
ボールを受けて、高い足元のテクニックを
活かしたドリブル
で相手をいとも簡単に
抜き去る状況打開能力があり、
得点ランキングの上位に入ってることから
得点能力にも優れている選手でもあります。


それに加えてユベントスイグアインと使い
使われの関係性を築いているため、
ラストパスの精度、そしてパスセンスにも
優れています。





メッシ、ロナウドの時代の次を担うのは
ネイマールやこのディバラだと言われている
くらいサッカー界で期待されてる若手の
選手の1人です。


そんな有望な選手なのになぜ
アルゼンチン代表ではベンチを
温めているのでしょう?


メッシとディバラを併用できれば
鬼に金棒じゃないかと思うかもしれません。


それはメッシとの関係性、そして
アルゼンチン代表のコンセプト
に問題があるのです。



当人同士もそのことについて言及しています。


2017年09月11日のチャンピオンズリーグ
前にした公式会見でメッシについて
「幸運にも彼と同じ代表でプレーし、彼の秘密な部分を多少盗むことができるチャンスに恵まれた。メッシと一緒にプレー?それは分からないが、一緒にプレーするのは難しいと思う。同じゾーンでプレーしているからね。」と語っています。


会見のコメントでもわかる通りメッシとの
関係性という部分でピッチ上の役割、
プレースタイルが被るのです。


周知の事実としてアルゼンチンは
「チームメッシ」がコンセプトとしてあり
メッシが活きるサッカーを志向しているため
似たような選手がピッチに2人もいれば
弊害が生まれるのです。


具体的には周りが動く事による相手の陣形の綻びに
表れ、ボールを受けようとすることが
両選手共に多いため
役割が被り、
逆に動き回る選手がいなくなり、
ゴール前でのチャンスの数が少なくなります。



またディバラとメッシを併用した場合のもう
一つのデメリットとしてはあまり守備に参加
しないため
、(実質CFのアグエロとディバラ、
メッシの3選手が前線に残ることになるため)
その結果後ろの選手の負担が増えます。


南米予選では何とかなりましたがW杯では
組織的な攻撃をするヨーロッパのチームが
多いため、トラジションの際に守備の綻びを
突かれて大量失点というのもありえない話
ではないのです。

(ブラジルW杯でドイツに7-1でブラジル
が負けたミネイロンの惨劇は記憶に新しいでしょう。)

メッシ自身も先ほどの会見の発言に
反応しておりこう発言しております。

パウロの話は本当のことさ。彼はユベントスで僕に似た役割でプレーしている。
僕らは右サイドでプレーすることが得意だけど、不慣れな左サイドだと難しくなる。
だから、彼の発言は理解できる。何かを明確にする必要なんてないよ」

宝の持ち腐れとは正にこのことで
メッシの後継者としてメッシのいなくなった
アルゼンチン代表の後を継ぐだけではなくて
同じピッチでプレーしてお互いが活かし
あえる関係性
を築くことができれば
アルゼンチンの攻撃は恐ろしいほど強力な
ものとなります。

そのためにもディバラがメッシに
使う選手から使われる選手になり、動きわれる選手
なれるかが2人の併用の鍵となると思います。


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またディバラ問題から最近のアルゼンチンが
豊富な攻撃陣を擁しているのに上手く
いかない理由も理解できます。

南米の選手は特有の特徴として
エゴの強さがあります。

アルゼンチン代表の前線のタレントは皆が
強豪クラブでエースを張れるような実力の
持ち主
なのでエゴが当然強く
(エゴが強いことがプラスに働く分には
いいですが)同代表では戦術以前に
個人プレーに走るシーンが多々見られ
チームとしては上手く連携できてないように
見えます。



4年前のW杯でブラジル代表がネイマール
中心に
個人プレーで挑み組織的で戦術的な
ドイツに大敗を喫したミネイロンの悲劇
先例もあり、個人プレーでは対抗できない次元に現代サッカーは来ているので
アルゼンチンがW杯で勝ち上がっていく
ためには、チームプレーつまり戦術の浸透で
アルゼンチン代表を一つのチームに
まとめあげるべきです。


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そういった意味で『チームメッシ』からの脱却が
アルゼンチン代表には必要なのです。



今日も読んで頂きありがとうございます。

このブログが皆様のお役に立てれば幸いです。

ではまた!